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丁寧な生活

January 8, 2017

 

 

 

 

なんだか幸せそう、

 

 

 

 

そう思いながらこの写真を撮りました。

 

 

 

 

木から

 

梨かな?

 

青リンゴかな?

 

うーーん、なんだろ・・・

 

そんな果実(っぽいもの)を

 

カゴに入れるお仕事をしている

 

人の絵。

 

 

 

 

まぁるく大きく育った実が

 

とっても美味しそう。

 

この実をつけるために

 

この人は頑張ってきたんだなぁ。

 

太陽がピカピカだ!

 

よかったねぇ。

 

 

 

 

ちょっと複雑そうに笑っている。

 

 

 

 

で、楽しそうだな。

 

 

 

 

特徴的な絵と色彩は

 

イタリア製の家具に施してありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

年が明けてから

 

実家のベッドで

 

羽毛布団・薄い毛布・茶色の毛布

 

青い毛布・白の毛布を体の上にかけて

 

重たいけどぬくい・・・と感じながら

 

 

 

 

「今年は丁寧に暮らしたい」

 

 

 

 

そう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしの父は大きな畑3カ所で、

 

年間を通じて

 

実に36種類ものお野菜を

 

完全無農薬・有機栽培で

 

大量に、家族では食べきれないほど

 

大量に作っています。

 

 

 

 

3・11東北大震災が起きた直後、

 

地震と津波の恐怖に怯え、

 

テレビが同じCMを繰り返すのを見ながら

 

なんども何度も繰り返す余震に酔い、

 

電力の使用を控えなきゃとか

 

何を食べたらいいとか気をつけろとか

 

引っ越すとか引っ越さないとか

 

訳も分からないまま情報を集めてみたり、

 

明日がどうなってしまうのかも分からず

 

悲しみに落ち込み

 

段々とスーパーの棚から商品が消え

 

ガムだけが大量にレジ横に積んであるのを見て

 

「ガムは豊かさの権化か」と思ったり

 

余震に続く余震に涙が止まらなくなって

 

一週間ちょっとが過ぎた頃、

 

大きな風邪をこじらせてしまい

 

ついに実家へ帰ることになりました。

 

 

 

 

東京が怖くなって、

 

きっと逃げ出したくなったんだと

 

今振り返ると

 

そう思います。

 

 

 

 

弱り切って、

 

「食べるものが限られている。

 

何を食べたらいいかわからない。

 

目に見えるものは完全じゃなくて

 

目に見えないものが怖くて

 

でもそれがほんとうに

 

怖いかどうかも分からなくて

 

誰のどんな言葉を信じて

 

どこのどんな情報を信じて

 

食べ物を選べばいいのか分からないから

 

食べれてないの。」

 

 

 

 

そう両親へ伝えました。

 

 

 

 

すると、

 

それまでも小さく野菜を作っていた父が

 

 

 

 

「野菜は、ワシが作って送っちゃる!」

 

 

 

 

と宣言してくれました。

 

 

 

 

その安心感ときたら。

 

その偉大なまでの包容力ときたら。

 

思い出すだけで涙が出てしまいます。

 

 

 

 

野菜を作ることは、

 

天候を相手にすることです。

 

作りたいと思っても

 

天候・気温・雨の量や台風、

 

虫の発生や雪・・・

 

自分ではどうすることもできないことへ

 

日々、挑み続けなければならないということです。

 

手塩にかけて育てても、

 

動物に食べられたり病気になってしまったり

 

思い通りにいかないことが多いだろうに

 

父はもう何年も

 

土と、天候と、

 

雄大な自然と向き合ってる。

 

 

 

 

「旅行へ行こう!」と誘っても、

 

「水やりがあるからワシは行かん」

 

 

 

 

「東京へ遊びにおいでよ!」

 

「そんな時間は無い、野菜がかわいい」

 

 

 

 

それからほどなくして

 

野菜が青々と実り始めると

 

採れたての新鮮なお野菜を

 

クール便で送ってくれるようになりました。

 

 

 

 

それも、

 

毎週のように。

 

 

 

 

山ほどのお野菜。

 

 

 

 

一年中、

 

途切れてしまわないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

丁寧に暮らすこと、

 

それは「今」という現実に

 

きちんと向き合うことだと

 

今回の年末年始の帰省で

 

心深く思いました。

 

 

 

 

優先すべきこと、

 

それが何なのか

 

父や母の行動を見て

 

彼らを誇りに思うと同時に

 

すこし

 

ほんとうのことが

 

見えてきた気がします。

 

 

 

 

5時半に起きて6時に朝ごはん、

 

6時半から身支度を整えお掃除をし

 

7時に出勤という名の軽いジョギング、

 

7時半に始業。

 

 

 

 

わたしにできること、

 

真面目に

 

目の前の「今」に

 

心から感謝をしながら

 

取り組むこと。

 

もう迷っていられない。

 

時が来たのです。

 

 

 

 

父と母がしているような、

 

心溢れる

 

「丁寧な生活」を目指して。

 

 

 

 

 

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